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おわりに

改めて全14回のPython入門 基礎編の学習お疲れさまでした. 今後の学習の方針についてご提案させていただきます.. 私はプログラミングの本質は 出力 入力を通じてのコンピュータと人間のやり取り 条件分岐によるコンピュータの制御 繰り返し処理 そして プログラミング的思考 にあると考えています. そのため,Python入門 基礎編ではこれらの基本的な部分(特に上の3つ)に絞って解説をさせていただきました. 読者の皆様は今回の学習によって 条件分岐と繰り返し処理を身に着けていただいたため, プログラミングを利用して様々な問題解決を行うことができるようになりました. 例えば,競技プログラミングのサイトであるAOJのプログラミングイントロダクションの多くの問題を解くことができるようになっています. ですが,さらに高度な問題を解決したい場合にはこれまでの知識では不十分です. 紹介しきれていないものに以下のようなものがあります.

  1. 自作の関数の定義と利用
  2. 便利な関数などを使えるライブラリの利用
  3. 新しいデータ型の定義
  4. 処理速度を速めるための技術
これらを学習することによってプログラムを簡潔に記述し問題をより簡単に解決することができるようになります. 読者の方のタイプに応じていくつか今後の学習方針が考えられます.
  1. 人工知能に関する勉強をされたい方
  2. ライブラリの利用 処理速度を速めるための技術 自作関数 組み込みデータ型以外の理解が必須となるため. まずは,本サイト 他サイト 書籍を利用してこれらの勉強を進められることをおすすめします. 人工知能に関する書籍は紹介予定です.
  3. とにかくプログラムを書いてみたい方
  4. 学習を進めるのをいったん止めて興味のある問題についてプログラムを書いてみるとよいでしょう. これまでの知識だけでも様々な問題を解くことができます ゲームが好きな方ならゲームのルールを記述してPC上でプレイできるようにするのは大変いい勉強になります. 三目並べやオセロなどは比較的簡単に書くことができますし,ポケモンなどの大がかりなゲームを自分なりに書いてみることでも書ききることができなくてもいい勉強になります. 算数や数学の問題をプログラムで解いてみたり,日常の問題をプログラミングで解決することができないかを考えることもプログラミング的思考 プログラミング力を身に付けるのに役立ちます. 先述した競技プログラミングのサイト AOJ で競技プログラミングに触れてみるのもよいでしょう. 競技プログラミングに関して機会があれば書きたいと思います.
  5. なにか具体的にやりたいことがある方
  6. 「(やりたいこと) Python」などで検索してみると色々ヒットします. まずは,それらを参照し情報を集め,理解できそうかどうか確認してみるといいと思います. スクレイピングやファイル管理の自動化 統計処理などがしたいようであれば,ライブラリの利用が必要になるかと思われますので 必要に応じて以下をお読みいただけるとよいかもしれません.

ここまでお読みいただきありがとうございました. 連続講座的なものの作成はホームページ開設後初めての試みでした. 特に前半は手元の書籍とはだいぶ異なる構成 内容となっており,読みやすくかけているか 伝わりやすくなっているか不安はありますが, もし今回のPython入門がみなさんの学習のお役に立てていれば私としても嬉しい限りです.

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