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入力に応じた出力をさせよう!

先ほどまでは自分で入力した数式に対する答えや,自分で文字列を打ち込みそれを表示させるというプログラムを書きました.
今回は入力に応じて返答をするプログラムを書きます.
入力を受け付けるにはinput関数を使います.

以下のコードをJupyter Notebookに打ち込み実行してみてください. このコードはxに入力を代入した後にxを表示するコードです.

x = input()
print(x)
        
実行すると以下のようなボックスが表示されると思います.
入力
ここに「Hello World」と入力してみましょう.
こんにちは
「Hello World」と出力されましたね.分かりにくいですが,1行目が受け付けた入力 2行目が出力です.
こんにちは2

実際のプログラム

input関数を使って入力された2つの文字列を結合して返すプログラムを作ってみましょう.


a = input()
b = input()
print(a+b)
        
aには「こんにちは」 bには「Pythonさん」と入力してみます.
こんにちは3
便利かはさておきaに挨拶 bに名前を入力すれば挨拶が自動化できるようになりましたね.

先ほどは文字列の結合を利用しましたが,input関数を使えば入力に応じた計算もできそうです. 次のコードを試してみましょう. 数値はなんでもいいですがここではa = 10, b = 11と入力してみます.


a = input()
b = input()
print(a+b)
        
返してほしい答えは21ですが,実際は…
文字列の足し算
1011 という答えが返ってきてしまいました. どうやら10と11をそのままつなげて1011としてしまったようです. まるで先ほどの文字列の結合が起きているようですね. この奇妙な現象についてはinput関数の特性とデータ型というものを学ぶことについて,理解することができます. 次回はinput関数とデータ型について解説します.

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